CARE
HIBISCUS’S CARE
ハイビスカスのお手入れ
ハイビスカスは、アオイ科フヨウ属。1m~2mに成長する熱帯花木です。
主な開花時期は、4月~10月。
原種は3,000種以上もあり、そのほとんどが園芸品種だといわれ、様々なタイプの花があります。
園芸品種は主に3系統に分けられ、花は大輪で花色の変化に富むが性質が弱いハワイアン系(ニュータイプ)、
花はやや小さく花色の変化も少ないが丈夫な在来系(オールドタイプ)、
花が小さく樹高が高くなり、暑さに強い反面、寒さにやや弱いコーラル系があります。
一般に親しまれているのは鉢植えのハイビスカスで、高さ30cm程度のものが多く見られます。
ハイビスカスは、夏の花のイメージがありますが、実際には亜熱帯の花で真夏は開花が途切れがちです。
花色は、原色の鮮やかな色が豊富にそろい赤や赤紫、ピンク、黄色、オレンジ、白など。
-
置き場所
一年を通して日光がよく当たる場所を好みます。
ただし、真夏の暑さは苦手です。真夏は午前中の光だけで十分です、午後から陰になるところに置いた方が株が弱りにくいです。
冬はガラス越しの日光が当たる暖かい室内で管理します。5月から10月までは庭植えにすることができ、霜がほとんど降りないような地域では戸外でも冬越しします。 -
水やり
土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。特によく開花しているときは水分の吸収が盛んなので、水切れに注意してください。
春から夏、気温上昇とともに一日での水やりの回数を増やしてください。水切れさせるとつぼみが落ちます。
冬は控え気味に管理しましょう。 -
肥料
春から秋の成長期に、化成肥料などを規定量よりやや多めに施します。
緩効性化成肥料を月に1回、又は液体肥料を10日に1回を目安として与えます。肥料食いはよいです。
夏の暑さで成長が衰えているときは、化成肥料は控えてやや薄めの液体肥料を施し、様子を見てください。冬には肥料の必要は有りません。 -
剪定
適期は4月か10月ですが、生育期ならいつでもできます。
選定後2カ月程度は花が咲きませんので、どの時期にお花を楽しみたいかを考慮して選定時期を選んでください。
将来どのくらいの大きさにしたいかによって剪定するサイズが変わります。購入したサイズからあまり大きくしたくない場合、購入してから伸びた部分だけを切り戻します。
矮化剤が効いている間はそれほど伸びません。翌年は枝が伸びだすので形を整えるために剪定します。
新梢の枝先に花をつけるので、摘心して枝数を増やすと花が多くなります。
終わった花びらは勝手に落ちますが、花茎は切り取ります。 -
用土
土は肥沃で水はけのよい用土が適しています。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土などを使います。
-
病気・害虫
病気:ほとんどありません。
害虫:アブラムシ、ハマキムシ、コナジラミ、ヨトウムシ
上記の害虫が高確率で発生します。
発見した際は、すみやかに園芸用の殺虫剤等で駆除してください。
POINSETTIA’S CARE
ポインセチアのお手入れ
-
置き場所
日光を好む植物なので、日当たりのよい窓辺に置いてください。
厳冬期は暖房が直接あたらない温かい窓際へ置いてください。 -
温度
生育温度は10~28℃が適正温度です。
10℃以下の環境になってしまうと、株の生育が止まり、下の葉が落ちやすくなりますのでご注意ください。
また、10℃以下の環境では水の吸い上げをしなくなるので、水やりを控えてください。 -
湿度
人間が不快に感じない湿度でしたら問題ありません。
湿度が極端に高くなると病気が発生しやすくなります。 -
光
冬場は日の当たる暖かい場所においてください。(理想は光線豊富な南向きの窓辺など。)
-
水やり
一般的に、ポインセチアをダメにしてしまう一番の理由は水のやりすぎです。
土の表面が乾いたら、たっぷり与えてください。夕方には受皿に水を残さないようにしましょう。
11月や12月であれば、置いてある環境にもよりますが2~3日水を与えなくて大丈夫です。 -
鑑賞期間が終わった後の管理
鑑賞期間が終わる時期は、環境によって人それぞれです。
早い時期では2月に終わる方もいらっしゃいますし、6月まで鑑賞できる場合もございます。
来年もお花を楽しみたい方は、2月、3月に終わった場合でも外に出さず暖かい場所で育ててください。
6~7月頃に花の一番てっぺんを5cmほど切り戻します。
8月下旬ごろに、下から2~3節ぐらいでもう一度切りますと完成です。(夏の管理は直射日光のあたらない涼しい場所に置いてください。)
また、ポインセチアは短日植物で、日が短くなったことを感じると赤くなり始めます。一般的には10月上旬に花芽分化をし、それから約60日後に真っ赤に色づきます。
ずっと明るい室内に置いておくと、クリスマス頃に赤くなりません。
なので、9月上中旬、夕方5時ごろから朝8時までダンボール等で覆います。すると11月上中旬ごろには花を楽しめるでしょう。(自然咲きでも、12月中旬には赤いポインセチアを楽しめます。) -
植え替えの時期
7月頃に花の一番てっぺんを切り戻した時に、1~2回り大きな鉢に植え替えると良いでしょう。
その時に市販されている肥料を与えるとなお良いです。
CARNATION’S CARE
カーネーションのお手入れ
-
置き場所
春と秋の生育期は屋外の日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。
夏期は屋外の風通しの良い、午前中だけ日の当たるような半日陰に置いてください。
冬期は室内の日当たりのよい窓辺。乾燥するので暖房の風が直接当たる場所は避けてください。 -
温度
高温多湿が苦手です。
生育適温は15~25℃、越冬温度は3~5℃です。 -
湿度
多湿は苦手ですが、極端に乾燥気味にすると葉ダニがつくことがあります。
-
光
夏期は、午前中だけ日の当たるような半日陰に置いてください。
冬期は室内の日当たりのよい窓辺に置いてください。 -
水やり
土の表面が乾いてきたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えてください。
しかし、水の与えすぎは禁物です。受け皿を使用する場合は水をためないようにしてください。
夏期は毎日、冬期は10日に1回くらいが目安です。鉢土の表面が乾いてから2~3日後で十分でしょう。 -
鑑賞期間が終わった後の管理
傷んだ花や葉はこまめに取り除いてください。花を長く楽しむ方法は、
①ワンサイズ大きな鉢に植え替える。
②花が終わる前に(キレイな時に)花だけを取り除くのではなく、ずっと下の分岐部分からへし折り、折った花は切り花として飾り、株には常に5~10輪程度咲いている状態にしておけば、最後のつぼみまで全て開花します。
③つぼみが終わりに近づくと、つまんだ時にスカスカ感のあるものが出始めます。これは株に蓄えた栄養が不足しているサインなので、市販の液体肥料か化成肥料を施してください。(※液体肥料:即効性で肥効は短い、固体肥料:遅効性で肥効は長い) -
植え替えの時期
カーネーションは、とても根の張りがよい植物で、すぐに鉢の中で根がいっぱいになってしまいます。多くの場合、購入と同時に植え替えをしたほうが長持ちします。
また、水やりの回数も多少少なくてすみます。
株を購入したら、まず最初に鉢底を見て、根詰まり具合を確認しましょう。鉢穴から根が伸びている場合は、すぐに一回り大きな鉢に植え替えます。
CINERARIA’S CARE
サイネリアのお手入れ
-
置き場所
光は好きですが、なるべく涼しい場所のほうが長く鑑賞できます。
1月、2月の厳寒期は霜に当たらない屋内の日当たりがよくて涼しい場所、3月以降で暖かくなってきたら霜や雨の影響を受けにくい半日陰の軒下に置きましょう。
サイネリアは日当たりを好む植物です。日当たりが悪いと花数が減ったり、花色が薄くなったりする恐れがあります。 -
温度
霜が当たったり凍ると、花や葉っぱが傷みます。最低気温3℃ぐらいまでが無難でしょう。
-
湿度
多湿は苦手です。
-
光
日光は大好きです。しかし涼しいほど長く鑑賞できます。
-
水やり
土の表面が乾き始めたら、株元にたっぷりと水やりをします。
サイネリアは、細く根がよく張るので、とても水枯れを起こしやすい植物です。こまめに土の乾き具合を確認して水切れさせないようにしましょう。
特に開花中は水切れさせないようにし、また、花に水がかからないように根元へ水を注ぎましょう。 -
鑑賞期間が終わった後の管理
サイネリアはつぼみで密集したところに花が咲きますので、3分咲きで満開に見えますが、実は花に隠れたつぼみたちがまだたくさんあります。
満開のように感じてから全部咲ききるまでには2か月以上楽しめます。ですから満開状態が2か月以上続きます。花が色あせてきたらこまめに摘んでやると、花の下に隠れていたつぼみがよりきれいに咲きます。手で摘んでもかまいません。 -
植え替えの時期
サイネリアは、とても根の張りが良い植物で、すぐに鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。
多くの場合、サイネリアは、購入と同時に植え替えをしたほうが長持ちします。
また、水やりの回数も多少少なくてすみます。
株を購入したら、まず最初に鉢底を見て、根詰まり具合を確認しましょう。鉢穴から根が伸びているような場合は、すぐに一回り大きな鉢に植え替えます。